シールを貼ろう!

 シール貼りの効果として『目と手の協応を養う』『思い通りに動く指を育てる』『達成感を味わい、自己肯定感を高める』があります。児童発達支援事業・放課後等デイサービスゆう では、主に丸いシールを使用して行なっています。丸いシールは百円ショップにある8ミリと15ミリの2種類を用意、色は赤・青・黄・緑の他、蛍光色などイロイロ揃えています。台紙は、インターネット上にある素材をダウンロードして使用しています。

 市販されているシール台紙の多くは、貼る場所にシールの形が描いてあることが多く、形をしっかりと合わせることが難しいのですが、丸シールは上下左右がないので年齢が低くても枠の中に貼りやすく枠にぴったり貼ることで『達成感を味わい、自己肯定感を高める』効果が高まります。

 2歳さんは、はく離紙からシールをはがすことも最初は難しいですが、はく離紙の角をちょっと折ってあげたり手本を示すことで、だんだん上手にはがせるようになってきます。まだ丸い枠の中に貼ることが難しい時は、自由に貼ったり線の上に並べて貼ることから始めます。年齢が大きくなってくると、丸い枠にピタッと貼るだけでなく、台紙のイラストに合わせた色合いをイメージして貼っていくなど、シールの色も考えて取り組んでいますよ。

 シールをはく離紙からはがし、丸い枠に合わせて貼り付けを繰り返し、最後にシールをはがしたはく離紙をゴミ箱に捨てる。単純な作業ですが、目で見て、指先を動かして、完成させて片付けて、達成感や満足感を得ることができる丸シール貼り。幼児さんだけでなく、小中学生にも人気です。